2014年7月27日日曜日

オルセー美術館展


オルセー美術館展

行ったら、ちょうどコンサートをやっていて、
フルートの音色に引かれてお庭へ。
かなりの人がいました。
このイベントに気がついていたら、
仕事定時ピッタリに終わらせて速攻で来たのに〜。
しっぱいしたー。



エドゥアール・マネの《笛を吹く少年》の服装で演奏していました。

7月25日、マグナムトリオの夕涼みコンサート開催!

マグナムトリオマネ「笛を吹く少年」はいったいどんな音楽を奏でていたのか・・・?
本展のためにオリジナル曲を提供した世界で活躍するフルート奏者3 人組、マグナムトリオが、本展のために再現製作された笛「ファイフ」の音を披露します。
超絶技巧を駆使したマグナムトリオの楽曲を中心に、フルートの限界を超えて縦横無尽に繰り出される笛の音をお楽しみください。

オルセー美術館展開催記念
「国立新美術館×マグナムトリオ 夕涼みテラス de コンサート」
■日時:7 月25 日(金)18:00 ~ 18:40
■会場:国立新美術館・屋外テラス
※雨天の際は会場が屋内になる場合があります。
■出演:マグナムトリオ(多久潤一朗、神田勇哉、満丸彬人)
*入場無料・事前申込不要
*鑑賞の際は、休憩用のテラス席をご利用ください。

マグナムトリオ  Magnum Trio
2006年東京藝術大学在学中、鬼才多久潤一朗を中心に結成。超絶技巧で縦横無尽 に吹きまくる次世代型フルートトリオ。
結成当時よりコンセプトに掲げている『フルートの限界突破』に基づき、様々な現代 奏法、民族楽器奏法、そしてメンバーで開発したオリジナルの特殊奏法を駆使した楽曲をメンバー自ら作曲している。またピッコロ、アルトフルート、コントラバスフルート などの特殊管、シャクルート、リコーダーヘッド、コタトビーモード始め様々な改造頭 部管、カズーやバードホイッスルなどの各種アタッチメント、更にギターエフェクター やサンプラーなど電子機器も使用。その上演劇やお笑いの要 素も含めたパフォーマンスや、時にコスプレも厭わないそん な彼らのスタイルはまさに『ルール無用』。その人気は日本を飛び出し、イギリス、韓国、カナダ、アメリカなどから公演のオファーを受け、海外でも精力的に活動を続けている。




出品リストが冊子になっていて豪華。
作品も傑作ぞろいで、めっちゃ堪能しました。

第2章 14番の
「ジュール•バスティアン=ルパー」の「干し草」
ですが、
上の方、作品の8分の1位のところに、
線のような、継ぎ目のような箇所が一直線に横に入っていて、
学芸員さんに聞いたら、
前にも同じ質問をした方がいらしたようで、
メモノートを取り出し、
「2枚のキャンバスを継ぎ合わせているわけではなく、
裏にもそのような跡はない、何故なのかは分からないです」
とのことでした。


⇔この辺の位置


















3章19番 「エリー・ドローネー」の「ローマのペスト」
は右下の男性?がデスノートっぽいなーとか思ってしまった。
















3章20番の「オクターヴ・パンギイ・ラリドン」の
「星に導かれてベツレヘムに赴く羊飼いたち」
は、夕方の感じとか、旅の風景とか絶妙で、なんだか胸がキューっとなった。














「ギュスターヴ・モロー」の作品は一点「イアソン」。
やっぱり、モローの色使いと質感と雰囲気は好きです。
うっとり。

7章は「肖像」で、大きな部屋に肖像画の大作が並んでいるわけですが、
肖像画の大作となると、ルノワールはぼんやりしてしまって、
なんだか残念な感じに思えてしまった。

「エドガー・ドガ」の「バレエの舞台稽古」は、
セピア色の仕上がりで、下書きが見え隠れしていて面白い。
踊り子の足の位置が違ったり、右側中央の椅子に座る男性の横に、
男性の下書きがあったり。

「クロード・モネ」の「サン=ラザール駅」は、
結構好きな絵だったんだけど、
近くで見ると、意外と汚い色使いがされていて、
建物、汽車、線路などは黄土色などで、
あまり気持ちのいい色ではないのだけれど、
空のブルーと白の色使いでバランスがとれているんだなーと。


「エドゥアール・マネ」の「アスパラガス」
は、この絵を描いた理由が面白い。
モネがアスパラガスの束の絵を
シャルル・エプルシュに800フランで売ったのですが、
彼は1000フランを送ってきたそうです。
そこで、「あなたのアスパラガスの束から一本抜け落ちていました」
と手紙を添えて送ったのだそうです。
モネ△。
















途中の休憩室のところに、
マネの名作「笛を吹く少年」に描かれている「ファイフ」
を三響フルートさんが製作したものが展示されていました。
「Es管 8孔 Ⅰキー グラナディラ製 キーリング部 洋銀製」

いまだとピッコロですね。

歴史的に考察すると、
この少年は、音楽の学校に行っていて、
軍楽を奏でていたと思われるみたいですね。


「モネ」の「死の床のカミーユ」と
「サン=ラザール駅」が見られて満足。

















そういえばですね、
6章 の「静物」のところで、
ここは作品数が少なくて、部屋も小さいからスペースがないからだと思うけど、
学芸員さんの椅子がなくて、立っている監視の人もいなくて、
私がこのコーナーを見ている間は、係の人が全然いなかったの。
そうしたら、絵の前で女性が、バックからペットボトルを取り出し、
ごくごくとペットボトルのお茶を飲み始めたの。
びっくらした。
後で、もう一回見に戻った時は、
隣の部屋との境目に、
両方の部屋を見る形で、学芸員さんが立っていたのだけど、
誰もいない空間を作るのはあぶないですよ。
こっちがビックリするわ。
何億円もの絵にお茶をブシャーしちゃったら国際問題よ。

最後に、受付のお姉さんに言ってきたけど、マジビビる。




2014年7月24日木曜日

しもきたざわでいじーばー 7/21
























2014年7月21日(月)
<The next! Liddell 1974 ワンマンライブ 「イェイ イェイ イェイ」>
下北沢DaisyBar
■出演:The next! Liddell 1974
■open 18:00/start 18:30
前売り 2500円(D別)/当日 未定
【学割有り】
学生の方、500円ディスカウントキャッシュバック!!
※当日受付ご入場の際、学生証の提示により500円をキャッシュバック致します。


結局行っちゃったよね。

ファンの中にもスタッフにも知り合いいないし、
デイジー系も知り合いいないし、
メンバーも知り合いじゃないし、
前の方でガンミしていても恥ずかしくないし、
めっちゃ若いバンドでもないから
雰囲気も居心地悪いわけでもないし気楽。



おはタテベステッカー、
在庫処分!って言って3枚もくれたよ。
















Twitterから
0721ネクストリデル ワンマンセトリ
1 リデルインワンダーランド 
2 ガールフレンド 
3 Thenextのテーマソング 
4 僕のマザーグース 
5 伝わらない思い(ヒラノソング) 
6 しゃぼん玉 
7 ちょっと変な僕の恋人 
8 ワンダーランド
9 今この灯火を消さぬ様に消さぬ様に~(略) 
10 ライトミュージック! 
11 猫になりたい 
12 憂鬱な夜の狂想曲 
13 シンデレラコンプレックス 
14 チューリップ 
15 恋の業火
16 かくれんぼ 
17 羊飼いの少年 
18 ピーターパンシンドローム 
19 The nextのエンディング
 以上です 心から感謝しています コグレ

2014年7月23日水曜日

現代美術のハードコアはじつは世界の宝である展


















いきなりお庭に、
マーク・クイン「神話(スフィンクス)」


作品数は少なめだけど、質が高いものばかりで面白かった!


去年開催されたフランシス・ベーコン展を企画したときに、
キュレーターの方が、ヤゲオコレクションのベーコンの作品を
借り受けたことから今回の展示となったみたいです。

展示作品の説明がかなり面白くて充実していて、
その文章の表現の仕方も面白い。
作品リストもゲーム方式になっていて、凝っていますね。


サン・ユウ(常玉)の
「蓮に白鶴」は板に蓮と鶴の絵を描いてあって額絵になっているんだけど、
屏風のように6枚の扉に蝶番がついているところに
書いてあるみたいになっていて、
学芸員さんに
「もともとこういう作品なのか、もとは日本の屏風絵のように、
家具としての作品なんですか?」
って聞いたら、
「もとから、このようように蝶番でつなげた板に書いたそうです」
とのことでした。


  

















ゲルハルト・リヒターの作品て始めてみたんだけど、すごいね。
一体どんな風に書いているんだろう…。


















マーク・クイン
庭に展示してあるのは別として、
あまり大きくない作品で、
ケイト・モスというモデルさんの顔と体にヨガのポーズをさせたもの。
2点あって、
「ミニチュアのヴィーナス」2008年 (ブロンズ、金箔)
「ミクロコスモス」2008年 (18金)














出展リストの文言
「マーク・クインは本作で、スーパー•モデルのケイト・モスの身体から
型をとった胴体や手足に、ヨーガの熟練者のポーズを組み合わせました。
西洋と東洋、伝統と現代を融合させたわけです。
参考事例としては、隣にある《ミクロコスモス(セイレーン)》の「模型」が
あげられます。それにも金箔がほどこされているのですが
(2008年、34×23×19㎝、エディションは11/12)、
2014年2月11日のフィリップス(ロンドン)で、92,500ポンド
(1184万円)で落札されました。なお本作は模型ではなく実作です。」

説明文言の相互性がよくわからなくて、
「『実作』ってのが、今飾られている18金の『ミクロコスモス』で、
『1184万円』で落札されたってのが、
これの模型が12体あって、その中の11番目のものってことでいいですか?」
「ブロンズ、金箔の『ミニチュアのヴィーナス』の値段は不明(内緒)ってことで、
こちらは何体(何分の一なのか)作られているんですか?
との質問を学芸員さんに聞いたんだけど、
「何体あるかは分かりません」
解釈は、「たぶんそうかとー」とか適当すぎる答えで、
突っ込み入れたかったけどやめた。

いちばん最後に18金の「実物」は2040万円だと分かります。
でも、全部18金で作っているとなると、
小さい作品だけど、結構原価がかかるし、
あまり評価がないのかなとも思ってしまいますな。


スペインで、テクノポップバンド
「メカノー(Mecano)」をやっていたそう。
才能があっていいですなー。
















最後に「コレクターチャレンジ」っていうゲームがあって
会場で展示されている作品の中で、
マークが付いているものが購入可能で、
作品を最大5点選んで、50億円以内で作品を選んでいくんだけど、
最初は適当に欲しいものを5点選んだら、めっちゃ安くて、
2回目に高いだろうってものを選んでいったら、
70億ちかくとかになってしまったわ。








常設展の方も見てきた。
ここは、展示替えを頻繁にしてくれるので、
常設展も楽しみ。
今回は、チンポムの作品とかも展示されていた。

当時「テレビの普及率日本一(3世帯に2台!)」だった軍艦島、
昭和36年当時の長崎の映像がながされていて、
かなり貴重な、軍艦島の当時の暮らしが見られて満足。


あと、昭和16年のアニメーションで、
「とんとんとんからりんと隣組」
の歌に合わせて作られたものがあって、
凄く味があって面白かった。

アニメとは違うけど、この歌ね↓
ドリフ登場シーンの歌はこれの替え歌。




この映像も見たかったんだけど、
時間がなかった。




ライトアップ、
マーク・クイン「神話(スフィンクス)」



2014年7月20日日曜日

ヴァロットン展

ヴァロットン― 冷たい炎の画家

2010年に
「オルセー美術館展2010−ポスト印象派」
で、「ボール」は見たんだけど、
他の作品を見たことがなかったので、面白かった。

版画の作品が多いんですね。
どの作品も風刺画なのに可愛くって、
『フルート(楽器II)』1896年 木版/紙 三菱一号館美術館
のポストカードがあれば欲しかったんだけど、
なくて残念。














11枚組の版画作品があって、
Ⅰ嘘 Ⅱ勝利 Ⅲきれいなピン Ⅳもっともな理由 Ⅴお金
Ⅵ最適な手段 Ⅶ5時 Ⅷ訪問の支度 Ⅸ他人の健康 Ⅹ取り返しのつかないもの
の10枚に、
これ以上、版数を重ねないためにこの10作品の版木を切って、その証拠に刷った
『版木破棄証明のための刷り』の一枚を加えた作品なんだけど、
この作品の所蔵が「三菱一号館美術館」だったので、
「ここの他に、11枚そろえて所蔵している美術館はあるんですか?」
と学芸員さんに聞いたのだけれど、
「分かりません」
といともたやすく答えられてしまいました。
ここにしかないなら自慢しなきゃなのに、
調べていないのかしらね〜〜〜。

『ワルツ』って作品が、
シャガールっぽくて、素敵だった。





2014年7月7日月曜日

イメージメーカー展

携帯を忘れてしまい、写真類なしです。

初日に行ってきました。

会場に着くと、ちょうど 
ロバート・ウィルソンのビデオポートレートの制作チームの
マシュー・シャタックさんのギャラリーツアーをやっていまして、
始まったばかりだったようなので、一緒についてきました。


ギャラリーツアー「ロバート・ウィルソン ビデオポートレート」
開催日:2014年7月4日(金)
時間:18:00-19:30
場所:21_21 DESIGN SIGHT
ご案内:マシュー・シャタック(プロデューサー)
エレーヌ・ケルマシュター言語:英語、日本語通訳あり


出品リストにあった
「モナコのカロリーヌ女王」が
機器調整中のため、展示されておらず、
代わりが
「イザベラ・ロッセリーニ」。

しかも、この作品のが展示されている位置が、
デヴィッド・リンチの作品と向かい合う形での展示。

この2人はつきあっていた時期があり(『ブルーベルベット』のとき)、
デヴィッド・リンチの二度目の離婚のきっかけだったとか。

この2人の作品が向かい合って展示されているのは面白いし、
当初の作品リストにはなく、
臨時だってことにも凄さを感じるね。女の執念かw

デヴィッド・リンチの作品は
ヒカリエに展示されていたのとは違い、
美術館所有の作品でした。

Robert Wilson - Voom Portraits: Isabella Rossellini




イザベラ・ロッセリーニIsabella Rossellini, 本名: Isabella Fiorella Elettra Giovanna Rossellini, 1952年6月18日 - )は、イタリアローマ出身の女優。父親は映画監督ロベルト・ロッセリーニ、母親はスウェーデン出身の女優イングリッド・バーグマン。容貌は母の面影を残す。

私生活ではマーティン・スコセッシと結婚したが、1983年に離婚した[1]。その後1983年から1986年までモデルの男性と再婚[2]。二度目の離婚後は、デヴィッド・リンチ監督と交際していた。



「セリーヌ(ブリアード犬)」はこのビデオポートレートシリーズの初期の作品だそう。

「ボリス(ヤマアラシ)」は、実寸大で、
捕食されることがないヤマアラシが、食物連鎖の頂点に立ち、
他の動物たちがいなくなった世界、宇宙にぽつりといるイメージだとか。

「高行健(ガオ•シンジェン)」は、中国出身で、フランスに亡命した作家。
デスマスクをイメージした作品で、顔の上に斜めに浮き出てくる文字は、
「孤独は自由の必須条件である」。


ロバート・ウィルソンのビデオポートレートは、
購入可能だそうで、
自宅のテレビでもどこででも鑑賞できるように作られているとのこと。

キャスティングについては、
①個人的な友人
②アイデアを具現化するためにアイデアありきでのキャスティング
③たのまれて、コミッションされて

作る際は、全部こちらの言う通りに受け止めてやってくれる人と、
ディスカッションしながら作るケースと2通りとのこと。


LADY GAGAの靴を作っていることでも有名な、
舘鼻さんは7/19に来場して、トークをするそうです。

それにしても、GAGAの足首って細いんだなーと思ってしまった。
GAGAもロバート・ウィルソンにビデオポートレイトを撮ってもらっているんだそう。

フォトグラファー ハルは、最近、コンドマニアの広告で、
かなり話題になっていましたね。

ジャン=ポール・グードの
「ワルツを踊る機械仕掛けの人形」は、ずーっと見続けちゃう。
















思っていたよりもかなり面白い展示内容でした。



2014年7月2日水曜日

デヴィット•リンチ展



デヴィッド・リンチ展David Lynch
会 期 2014年6月25日(水) - 2014年7月14日(月)
時 間 11:00 - 20:00
場 所 8/ ART GALLERY/ Tomio Koyama Gallery
料 金 入場無料 Admission Free

ー デヴィッド・リンチ 鬼才デヴィッド・リンチの新作版画/写真展









わざわざ見に行くものでもなかった。
単なる画廊の販売会だよねー。
平均30万円くらいでした。



















お隣のスペースでやっていた、
東京カメラ部 10選 2014 写真展:1億人が選んだ、10枚。












そのお隣、
d design travel FUKUOKA EXHIBITION

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